31の徒然日記

思ったことを綴っていきます

【鑑賞記録】ヨルムンガンド

高橋慶太郎(先生、とつけるべきなんだろうか)のヨルムンガンドを見た.

漫画は実家にいた頃2,3回読んだのだが、今回は談話室のNetflixの方でアニメを見た.深夜に気が赴くままに見始めたので何日かかかって今日見終わったという感じ.ちゃんとしたアニメの考察やら感想を書くつもりは無いし、そもそも出来ないので悪しからず.

この作品は僕が今まで見てきた作品(漫画、本、アニメ問わない)の中でベスト5に入るぐらい好きな作品である.伏線がきっちり回収されて、見てて清々しい終わりだった.一見銃でドンパチする漫画にしか見えないけれど、どこか現実感があるんだよなぁ、というのが率直な感想.キャラの濃いメンバーと共に賑やかに、そして淡々と時間が流れていく.そんな中で発せられるキャラクターの言葉に、はっとさせられることが多かった.単純だなぁと自分でも思うけど事実そうだったし、なんなら今後の僕の人生観にある程度影響を与えるまであった.彼らの言葉が俺の感じた現実感の正体なのだろうか.

ココはヨナに「この世界は好きか」と問う.それに対し、自身の家族や故郷をこの世界の不条理さによって失ったヨナは、「それでもこの世界が好きだ」と答える.僕だったらなんて答えるんだろう…などとありがちなことを考えてみる.資本主義やら安倍政権やらそういう側面的な話を抜きに答えるためには、自分は世界をあまりにも知らなすぎる.「世界について」ではなく「世界」を.一人旅をしたいという気持ちがわかったような気がする.

あと、「僕は、武器商人と旅をした」この台詞、めちゃくちゃ好き(なぜかは知らん).

すごくいい作品でした.「面白い」とかではなく(もちろん面白かったが)、純粋に「いい」作品だった.