31の徒然日記

思ったことを綴っていきます

【鑑賞記録】空挺ドラゴンズ

時系列的にはイヴの時間の数週間前に視聴.Netflixで視聴.一気に見倒しました.

話としては、ハイファンタジー(この単語はこの作品で知りました)な世界での「龍捕り」達の日常を描いた作品.その世界には「龍(オロチ)」という生物(生物と言っても種を示す言葉ではなく、空に生息する生物全般を指す、「魚類」と似たような概念)がいて、それを狩って素材を販売して生計を立てる人のことを「龍捕り」という.彼らは生活のほとんどを、龍を捕獲するための飛行艇の上で過ごす.そこでの日常を描いたお話.

世界観はジブリのまさにそれ.かなり影響を受けていて、登場する機械類は既視感があった.だから設定が新しいのに、ずっと世界観に入れ込めたのか(馴染みがあったから)

ファンタジーならではの作中独自の倫理観や登場人物の背景、そこに別世界の視聴者をどう感情移入させるかが問題になってくるが、生き生きとした登場人物の様子がそれを促す.これは少なくともファンタジー系の作品全般に言えることのように思う.そしてこの作品も例外ではない.個人的にはよくできていたと思う(上からで恐縮).特に主人公が見習いという設定で、その感情の揺れ動きが顕著だった.ちょっと前の3DCGは人の顔が口以外ほとんど動かなかったが、最近のは表情までヌメヌメよく動く.

作品として非常に面白かった.日常系だか、変なコメディに逃げなかったのにも関わらず、飽きなかった.特筆したい点が2点.1点目.料理がめちゃくちゃ美味しそう.3DCGの解像度をふんだんに活かした、まるで本物かのような料理の映像.画面から匂いがしてきそうでした.食べてみたくなった(寮食ででないかな)2点目.龍の躍動感.龍がとても美しい.あんな宝石みたいにキラキラ光る生物いないだろとは言いきれない程度の造形(実際もっとテカテカの生物は現実にいる).あれに魅せられて龍捕りになる人がいるのもわかります.

あと音楽がよかった.神山羊の「群青」.歌い出しからAメロをYoutubeでヘビメタしました.あの中毒性はなんだろう.確かに全体的に荒削りな感じはあった(新人さんらしい)が、音作りやメロディの作り方がとても自分好み(というより理想の1つ?)だったのかもしれない.

原作は漫画で、まだ連載中(20202月現在)2期とかやって欲しいな.Netflixの結構おすすめ上位に上がっていたので行けるか?